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アウトドアエリア N-CLUB  ─Camp・Fishing・Canoe・Sports・Climbing─

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テント撤収要請?!


メモ帳
テント撤収要請?!





こんな事があるのだろうか?!




その日のキャンプは、夕方からど~んよりしていた。

いつものように、火を囲みながら、夜のおしゃべりを楽しんでいた。

子供の寝た後、お好みの酒を手に手に。

小型のコンロで、干物を炙りながら。

キャンプでの一番?!の楽しみである。



そんな楽しみの時間が、大粒の雨と共に終了!

ざーーーーーーー!

かなりの集中豪雨!

酒の後片付けもそこそこに、各々のテントに潜り込んだ。


ざーーーーーーーー!


実は、このキャンプ場。。。

河原である。

広い河原なので、流れのある場所まではかなり距離がある。

が、かなり上流。。。


私達よりも、流れに近い所で、テントを張ってる人もいる。

少しの不安をかかえながら、それでも眠りにつこうとしていた。


止みそうもない雨の音。



ざーーーーーーーー!


その雨の音に混じって、

「大丈夫ですか~?」っと、テントの外から声がした。

こんな時間に、しかも雨の中、キャンプ場のテントに訪問者?!


夫がテントの外に出てみた。


「あらっ!」


夫の声。


それから、しばらく話込んだ様だ。

内容は、雨の音にかき消されて、聞き取れない。


ようやくテントに戻って来た夫に、「何やったの?」っと聞くと、


「それが~!お施主さんだった~~!向こうもビックリしてたわ~~!」


どうやら、このキャンプ場の近くの役場に勤めているらしく、

このキャンプ場は、その役場の管轄だったらしい。

増水で、危険なので、見回りに来たそうだ。


しばらく、その偶然の出会いに、感動していた。

こんな事もあるんだな~!




このもっと上流は既に増水して、河原は跡形もないらしい。


ここもいつ水に浸かるかわからないから、テントは撤収した方がよいと。


「はい。」っと返事をしたものの、

うちより、もっと水に近いテントが、撤収すれば、うちも動かそうっと決めた。


そのテントに水は確実に迫っていた。

が、時々起きて様子を見ていたが、結局朝まで、動かさなかった。

水の流れは、テントまで、あと5メートルだった。



しぶとい。。。

それとも、朝まで、状況を知らなかったのだろうか。。。



P.S これは、悪い例です。こんな時はすみやかに撤収しましょう。


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